Z1000Mk2との出会い

1年のうち約9ヶ月は晴れている南カリフォルニア。

12月から2月の冬場が雨期とされるシーズンですが、例え朝晩がめちゃくちゃ冷え込んだとしても日中はTシャツで過ごせる環境です。

バイクに最適

近所をトコトコと走れるバイクが欲しいと探し出したのはS30Zを購入する2年くらい前のことでした。

アメリカで日本旧車バイクを探そう!

日本では中免しか持っていない私ですが、アメリカでは排気量に縛られることがありません。原付、小型、中型、大型などの区分がなく、全部ひっくるめてMotorcycle License(モーターサイクルライセンス)。これを取得すればどんなバイクにも乗ることが出来るのです。

せっかくならリッタークラスに乗りたい!

そこで探し始めたのが男カワサキの旧車。Z1かZ1000Mk2でした。

日本で買うよりは遙かに安いと思ったのです。

ところが、出て来ない。ま〜〜ったく出てこない。

我々一般人が旧いバイクやクルマを探すとしたら、まずネットで検索をかけるのが常套手段ではないでしょうか。相場を調べたり、タマ数の多さを確認したり。

しかしZ1やZ1000Mk2の売り物がネット上から姿を消してしまっているのです。

買い付けのプロに聞いたところ、今や専門の業者間のネットワークでのみ取引されているとか。

曰く「まだあるところにはある。でも絶対数が減ったから決してシロートの目に付くところには出てこないよ」。とのこと。

しかも彼らが全米から買い付ける日本旧車バイクは、今もコンテナに載せられて日本へと出荷されている現状。つまり時と共にこれからもどんどんアメリカから減っていくということです。

旧車バイク、今買わなきゃ一生買えない!?

もちろん日本と同じくらいの相場を支払えばアメリカでも程度のいいZ1やZ1000Mk2が買えるのかも知れません。しかし私にはそんな予算もないし、第一、相場が右肩上がりとはいえ、リッタークラスの日本旧車バイクの生地というか、聖地であるアメリカで、日本と同額を支払うのは納得がいきません。

最も手っ取り早いのは、前記した知り合いのプロから1台譲ってもらうことです。

しかし、それでもやっぱり予算オーバー。

なぜならタマ数が少ない今、彼らも独自のネットワークを駆使して相当額で仕入れているので、「ウチの利益はいいよ」とは言ってくたものの、仕入れ値自体がとうてい私の小遣いで買えるような値段ではなかったのです。

やっぱり独自に、地道に掘り出し物を探すしかないのでした。

あちらこちらの友人、知人に声をかけて網を張り、ひたすらネットで全米を徘徊する日々が半年も続きました。

するととうとう、「知り合いの知り合いが倉庫に旧いカワサキを寝かせている」という情報を入手することができたのです!

車種、年式は不明。オーナーは5年くらい前に転売を目的に購入し、何だかんだで売らずじまいのまま時間が過ぎたと。ただし、まともに動くかどうかは分からないと。

距離は自宅から1時間。とにかく見に行くことにしました。

少ない情報ではありますが、刺さったキーワードは“旧いカワサキ”、“寝かせている”、“転売目的”です。

それなりの車種でしょう。

腹をくくってジャンクのZ1000Mk2を購入!

現物を見てビックリ!

良いことが1つ。悪いことが1つ。

良いこと=バイクは夢にまで見たZ1000Mk2だったのです!

悪いこと=ひどいジャンクでした!

オーナーは私が見に来るということで洗車をしていたのですが、水洗いでサビが消えるわけでも塗装のヤレが直るわけでも、ましてやエンジンがかかるわけでもありません。

まぁ、ボロいのです。

最初のオーナーから買った時点ですでに5年の不動車で、さらに倉庫で5年間寝ていたのですからトータル10年の不動車

だからといって、お値段も決して格安ではありませんでした。

しかし例のプロが言っていたフレーズが頭をよぎる。

買える時に買わないとずっと買えないよ」。

理想ばかり追求していると買えないまま終わってしまいそうな気がしたのと、これくらいのジャンクでなければ買えない現実を見つめ

カワサキZ1000Mk2、買っちゃいました!

初代オーナーはサウスカロライナ州の方。

これが5年前に売りに出していた当時の写真です。

すでにサビだらけ。

その後2代目オーナーに引き取られ、5年間の冬眠の末、私が3代目オーナーとなったのです。

ボロボロ。

ドロドロ。

シーシーバーがじじくさい。

先が思いやられます。でも嬉しい!

新しい家族の誕生です。

因みにこの時点でワタクシ、カリフォルニアのバイクの免許はまだ持っておりません。

カリフォルニアはバイクを持参で免許を取りに行くのがルール。

後ほど詳しくお伝えいたします。

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