S30Zブッシュ交換! (リア編) 純正にこだわる落とし穴!?

足回りのブッシュを全部交換するぞ! と意気込んだものの“純正縛り”をかけたおかげでパーツの入手には手こずりました。

純正ブッシュにこだわるメリット×デメリット

エナジーサスペンションのようウレタンブッシュで統一してしまえば苦労はありません。前後サスペンションに必要なブッシュをキット化したものが発売されているので、一式まるっと手に入り、しかもリーズナブル。アメリカのAmazonだとS30Z後期用マスターブッシングキットが$230前後です。

品番は定番の赤が7.18102R、黒が7.18102G

S30Z前期は赤が7.18101R、黒が7.18101G

しかしストリートでの乗り心地を優先して可能な限り純正のラバー製で揃えようと思うと、これが大変。品番を調べ、現存するか廃番かを確認し、リプロダクションパーツを探すなど面倒の連続です。しかも前期と後期で微妙に使用パーツが変わったり、前後左右で品番が違ったり。

日本に暮らしていれば旧車専門のショップさんに全ての調達をお願いできるのでしょうが、アメリカで個人で集めようとすると一筋縄ではいきません。

メモの意味も含めてS30Zリアサスペンション周辺のブッシュ類、交換パーツを記します。

フロントブッシュは、“S30Zブッシュ交換(フロント編)”、トランスミッションに関しては“S30Zのミッション交換 4AT→5MTへ”をご覧下さい。

リアセクション

角度を変えて

A:ロアアーム 外側(純正品番 55541-E4100)×4

B:ロアアーム 外側ストッパー(純正品番 55542-E4100)×4

C:リアアーム 内側前方(純正品番 55554-E4100)×2

D:ロアアーム 内側後方(純正品番 55555-E4100)×2

E:スピンドル (純正品番 55540-N3701)×2

F:スタビライザーブッシュ・アウター(純正品番 56112-V0100)×8

G:スタビライザーブッシュ・インナー(純正品番 54613-6600)×2

H:デフインシュレーター(純正品番 55415-N4301)

I:ディファレンシャルキャリアブッシュセット(エナジーサスペンション 品番7.1102G)×1

S30Zリアブッシュその他一覧

A:ロアアーム 外側

純正品番 55541-E4100 ×4

この部分です。

ジョーショーオートのトモさんは巨大なクランプとエアツール、ソケットで工夫し

むにゅ〜っと押し出し

同じ要領でにゅる〜っと圧入していました。

B:ロアアーム 外側ストッパー

純正品番 55542-E4100 ×4

ブッシュAの外側に取り付けます。

C:リアアーム 内側前方

純正品番 55554-E4100 ×2

D:ロアアーム 内側後方

純正品番 55555-E4100 ×2

形は似ていますが前後で形状が若干違い、品番も変わります。

E:スピンドル

純正品番 55540-N3701 ×2

S30Zのメンテナンスで熟練のプロをも悩ませるのがこのスピンドルだそうです。

全く抜けない。

旧車屋さんはもの凄く力のある油圧のプレス機で押し出したり、ブッシュをバーナーで焼き、溶かしながら徐々に引き抜く人もいるとか。

かなりビビッてはいたのですが、奇跡的にスッポリ抜けました!

以前に交換したことがあるようです。スピンドルもまだ綺麗だったのです。

F:スタビライザーブッシュ・アウター

純正品番 56112-V0100 ×8

ダンゴ。フロントと品番は共通。

G:スタビライザーブッシュ・インナー

純正品番 54613-6600 ×2

右が新品。左が中古。かなりの劣化が見て取れます。US仕様のS30Zは1974年に登場した260Zよりリアにもスタビが標準装備されるようになりました。

H:デフインシュレーター

純正品番 55415-N4301 ×1

I:ディファレンシャルキャリアブッシュセット

エナジーサスペンション 品番7.1102G ×1

すでに純正パーツは出ないのでウレタン製に。

エナジーサスペンション製をAmazonで。$31.43

取り外した純正と比べると、これで合ってるの? とあまりの形状の違いに戸惑いますが……

合ってました!

苔むしたR200デフを洗浄せよ!

ところで、一連の過程でデブを外してビックリです。

表面には河原の岩に付いたコケのような、まるでマリモのような、触ったらフサフサしてそうな状態で汚れが育っていたのです。

とてもじゃないけど手で洗えるレベルではありません。40年間に及ぶオイルとドロが地層のように重なっているのです。

まいったなぁと途方に暮れていたら、ジョーショーオートのトモさんが昔ディスカウントストアで買ったという高圧洗浄機を引っ張り出してくれました。

安物だからすぐに水漏れを起こし、ノズルから出る水がチロチロチロとなってしまうのですが、ほんの一瞬だけ見せる調子いい時の勢いはすさまじいばかり。

洗剤を吹きつけ15分ほど放置して

スバババッと一気にやっつけます!

ほんと安物なのですぐに止まってしまうのをダマシダマシ操るトモさん。

黒いワークパンツに赤いTシャツがジョーショーオートのユニフォーム。

おおおお、安物だけどこんなに綺麗になりました。

アメリカでは240Z、260ZがR180デフを、そして1975年以降の280ZからはR200を装備していました。私のS30Zは1977年式。

リングギアボルトの径は1975年(280Z)〜1983年(280ZX=S130系)が10mm。1984年(300ZX=Z31)〜1989年が12mmです。

デブ交換完了! そしてS30Zは次なるステージへ!

前後の足回り、ミッション、デフ周辺のブッシュ類を全て交換、リフレッシュしました!

しかし、リフトから降りることなく我がS30Zの作業はまだまだ続くのです。

車高調を入れます!

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