バイク、ソファ、ベッド、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫etc.……大きな荷物を運ぶ時にピックアップトラックが1台あると本当に便利です。しかしあいにく我が家には乗用車しかない。そこで活躍するのが折りたたみ式トレーラー。広いスペースも免許も必要なく、余計なお金もかからない。むしろピックアップより使い勝手のいいツールと言えるかも知れません。
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一家に一台、ハーバーフレイト・トレーラー
私が、いや、アメリカに暮らす多くの人々が愛用しているお手軽トレーラーが、激安アジア製ツールを展開するHarbor Freight Tools(ハーバーフレイト・ツールズ)の組み立て式です。
最大積載量1195ポンド(542キロ)。荷台の大きさは横幅122cm×長さ244cm。ハーバーフレイト製ヘビー・デューティ・フォールディング・トレーラー
HAUL-MASTER(ホールマスター)
定価$349.99
元々はこんな風にレーシングカートを運ぶのに購入したものでした。牽引車両は仕事用の2012年式ホンダ・フィット。フィットは後部座席を倒すとビックリするくらい巨大なカーゴスペースが生まれるので、濡らしたり汚したくないモノは車内へ、そうでない大物はトレーラーにと分ければピックアップトラック以上の積載効果を発揮してくれるのです。この組み合わせ、ホント最強です。
トレーラーヒッチはCURT #11064
フィット用のトレーラーヒッチは数社からリリースされており、私が選んだのはCURT社の#11064。装着には多少の加工が必要となるので、配線も含めて友人のメカニックにセットしてもらいました。
位置決めが肝心。後方に出っぱり過ぎているとカッコ悪いし、奥過ぎればトレーラーを接続した際、ジョイント部分がバンパーに接触してしまいます。
これくらいがベスト。いかにもヒッチ付き、という違和感もなくていい感じに。
トレーラーは組み立て式
ハーバーフレイト・ツールズのサイトにe-mailアドレスを登録しておくと、定期的に20〜25%オフのクーポン券が送られてきます。それを握りして購入したのがこちら。
組み立て式で箱はふたつ。メチャクチャ重い。
$349.99の20% off=$279.99(およそ3万円)
アメリカでもやはりトレーラーにはナンバープレートの装着が義務づけられています。ただし登録(レジストレーション)はとても簡単。
トレーラーを購入した際にレジでもらう証明書を持参してDMV(カリフォルニア・デパートメント・オブ・モーター・ビークル。日本の陸運局のような存在)に行き、必要書類にチョコチョコと記入すれば、$57を支払うとその場でナンバープレートが手渡されました。カウンターのお姉さんが机の引き出しから出して「はい、どうぞ」という、とても簡単な仕組みです。別の時にも書きましたが、こんな時に自動車大国として行き届いたシステムの簡略化を感じます。
登録は5年間有効で、5年後にまた同じような金額で更新します。
トレーラー自体のボディカラーは赤だったので、フィットに合わせて缶スプレーでシルバーにペイント。ライト&ウインカーの配線に戸惑い、何だかんだで1日仕事になってしまいましたが、無事に完成です!
キット内容は骨組みだけなので、荷台を形成する板をホームセンターで購入。
48インチ(122cm)×48インチ(122cm)の正方形を2枚。表面を黒く塗るためのペンキも一缶。
板の購入にさっそくトレーラーが大活躍。
フレームにステッカー・チューン。コロコロ付きなので移動も楽々。
車高は約57cm。
折り畳むとコンパクトになってガレージの壁にピッタリと寄り添います。
ジョイント部分をセットした状態で壁からの奥行きは57cm。
ネジ2本でジョイントを外せば50cm弱に収まるので狭いガレージしか持たない私には重宝します。