私がこれまでにS30ZやカワサキZ1000Mk2、Z550などを購入したクレイグズリスト(Craigslist)。
ひと言で言えば“個人売買の巨大掲示板”です。
だから業者から買うよりも安い、業者に売るよりも高い、が最大のメリットといえるでしょう。
ここでは実際にクレイグズリスト(Craigslist)を利用して商品を購入するまでの流れを解説します。
目次
クレイグズリスト(Craigslist)とは
化粧品から日用雑貨、求人案内から不動産まで、ありとあらゆるモノ・コトの“売りたし、買いたし”が掲載されたクラシファイドコミュニティサイトです。
売る側も買う側も費用は一切かかりません。
何か欲しいモノがあれば、まずクレイグズリスト(Craigslist)をチェックするのがアメリカ生活の新常識となっています。
そして今やネットワークは世界中に広がり、英語での記載が主ですが、実は日本にも東京、大阪、名古屋、広島、仙台、札幌、福岡、沖縄などの都市を中心に活用する人が増えています。これから益々発展が期待されるコミュケーションツールとなるでしょう。
Step1 クレイグズリストにアクセス
※今回は説明用に私が個人的に中古タイヤを売りに出しました。
そのページを元に購入方法などを紐解きます。
私が自分の愛車用に中古タイヤを探している、という設定でページに辿り着くまでを追っていきます。
理想はこんなタイヤ。
- 銘柄:TOYO PROXES R888R
- 理想のサイズ:195/55-15
- 自宅に近いエリアはオレンジ・カウンティ(オレンジ郡)
さっそくクレイグズリスト(Craigslist)にアクセスしてみましょう。
Step2 目的地を絞り込む
世界地図が広がっています。私が目指すのは自宅のあるアメリカ合衆国の西海岸、オレンジ・カウンティ(オレンジ郡)です。
中古タイヤのためにわざわざ数百キロを走ったり、高い送料を払うのは合いませんから、自宅近辺を中心にすぐ見に行ける所で探したいもの。
地図をアップして目的の地域を探すか、地図の下にズラリと並んだ州・都市のリストから目的地を選択しましょう。
ありました。
オレンジ・カウンティ(orange county)。
こちらをクリック。
Step3 日本語に切り替える
たくさんのコンテンツが表示されましたね。
もし英語が面倒であれば右上の言語を日本語に変更して下さい。
全体が日本語表示に変わります。
Step4 欲しいモノのカテゴリーを選ぶ
今回はタイヤを探しているので、“売却”欄のカテゴリー内にある
“ホイール+タイヤ”をクリック。
すると……
ズラリその数3000件!
さすがに探すのが面倒なのでキーワードを打ち込みましょう。
“TOYO PROXES” と商品名を。
はい、目的の商品が出てきました。
“195/55”とサイズで検索をかけた結果がこちら。
“R888R”の場合がこちら。
ともにヒットしました。
“TOYO”だけだとオフロード用を中心に717件がヒット。
日本でもここ数年で知名度を高めているTOYOタイヤですが、アメリカでは自他共に認めるオフロードタイヤのトップブランドです。性能も価格も他の追従を許さない憧れの存在。
一方TOYO PROXESシリーズはリーズナブルかつ高性能なところがウケています。
しかもサイズラインナップが豊富なのでニッチな旧車用サイズも網羅。
日本旧車には日本のブランドを履かせたい、そんなオーナーたちの必需品です。
Step5 内容を確認、精査する
さて、こちらの出品は
TOYO PROXES R888Rの2本セット。
サイズは195/55-15とあります。
価格は合計で$150。
装着してから10マイル(1.6キロ)しか走っておらず、とても新しく綺麗とのこと。レースに最適だし、280Zのフロントタイヤにもマッチするとあります。
※自分の出品ですけどね(笑)。
Step6 気になったならセラーにコンタクト
ページ左上の“返信”をクリックするとご覧のような表示が現れます。
“メール返信”や“メールにコピーペースト”の下に記されているのがセラーのメールアドレスです。
ただしこれはクレイグズリストを介してセラーに届けられるメールで、セラー本人のダイレクトなアドレスではありません。
また、こちらから送ったメールもクレイグズリストを経由するため、セラーに直接自分のアドレスが伝わることもないから安心です。
このセラーの場合はコンタクト方法としてメールのみを掲載していますが、中には電話やショートメールでのやり取りもOKという方も多くいます。
Step7 セラーに質問してみる
みなさん質問はシンプルです。
『still have them ?』=『まだ持ってる?』
『Interested on your tires if still available』=『まだタイヤがあるなら興味あるんだけど』
という感じで十分。
お互いにやり取りを重ね信用におけると判断できたらなら、現物を見に行きましょう。
その場で値引き交渉を試すのもアリです。
まとめ
圧倒的な人気を誇るクレイグズリスト(Craigslist)ですが、あくまでも個人間の取引が中心であることを忘れずに。ヤフオクやeBayのようにシステムを通さないので手数料がかからず、セラーもバイヤーもお徳に取引が出来る反面、保証がないことを十分に理解する必要があります。支払い方法なども含め、納得するまで相手にコンタクトを取りましょう。
また、アメリカで実際に初めての人と会う時は慎重なやり取りが求められます。時間や場所についても正しい判断をしましょう。海外は日本よりも危険が多いのは後存知の通りです。
前記したようにある程度のやり取りを通してお互いの信用を高めてから会うことをおすすめします。
上手に使えばクレイグズリスト(Craigslist)は最高のショッピングツールとして役立つこと間違い無し。
是非試してみてはいかがでしょうか。