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中古車売買は未だに個人売買が主流!?
最近はカリフォルニアでもCARMAX(カーマックス)のような大手中古車ディーラーを街のあちらこちらで見かけます。日本のガリバーやビッグモーターのような、中古車買い取り&販売店です。評判も上々。
因みにロサンゼルスでもガリバーさんは頑張っています。
以前はアメリカで中古車を買う際、「中古車屋さんでは買わない方がいい」と言われたものでした。
基本的に高い。その反面、程度が悪い。
だから売買の主流は個人売買だったのです。
そのシーンの中心的存在だったのが“Autotrader(オートトレーダー)”。
“売りたし”“買いたし”を一冊に集約した週刊誌です。地域ごとに情報がまとめられており、最盛期の2000年には全米でひと月に約37万部を記録したモンスター雑誌でした。ガソリンスタンドやコンビニ、マガジンスタンド、スーパーマーケットでは必ず手に取ることがでた、とても身近な存在でした。
しかしインターネットの発展に伴いペーパーマガジンの存在価値が薄れてくると発行部数が激減してしまいます。そして2013年には遂にそれまで主力だったペーパーメディアから全面撤退、WEBへとシフトするのでした。
めまぐるしく変わるアメリカの個人売買事情
Autotrader(オートトレーダー)の存在を脅かしたのは、日本のヤフオクのような巨大オークションサイトのeBay(イーベイ)と言われています。
雑誌では早くて週刊、遅くて月刊だったスパンが、日刊になるのに加えて、ネットを通してセラーとバイヤーが瞬時に繋がれる効率の良さも利点です。
ただしAutotrader(オートトレーダー)のWEB版やeBay(イーベイ)には手数料がかかります。また、商品の善し悪しを判断する基準がアップされた写真でしかない、というのもネックと言えなくもない。ノークレーム・ノーリターンで泣きを見るケースもしばしばです。
アメリカで個人売買するならCraigslist(クレイグズリスト)
今、アメリカにおける個人売買のメインストリームは、間違い無くCraigslist(クレイグズリスト)ではないでしょうか。
※クレイグズリストの使い方はこちら
ネットによる“売りたし”“買いたし”の掲示板で、売り手も買い手も手数料は無料。
しかもオークションやフリマアプリとは違い、メールや電話、ショートメッセージなどでセラーに直接コンタクトを取り、実際に見に行き、気に入れば買う、気に入らなければ買わずに帰るという、昔ながらの個人売買の基本メソッドが生きているのです。その場で値引き交渉もOK。というか、みんなします。
そのため情報は地域ごとにまとめられているのです。
売られている商品はクルマやバイク、パーツなどに限らず、日用雑貨からオモチャ、船まで多種多様。
中古品を買う場合はまずCraigslist(クレイグズリスト)をチェックし、それからeBayを見るというのが一般的な流れといえるでしょう。
もちろんネットワークは全米に展開されているので、見に行かずに購入することも可能です。
はい、S30ZもCraigslist(クレイグズリスト)で探しました
私もCraigslist(クレイグズリスト)を大いに活用しているひとりです。
以前に乗っていたピックアップトラックも売りましたし、今回のS30ZもCraigslist(クレイグズリスト)で見つけたのでした。
いい出会いに恵まれたと思います。
後編に続きます。