都会の夜のS30Z Night-2

比類無きハイセンスとチューニングテクニックでニッポンの旧車界をリードするスペシャリスト“スターロード”が遂にS30Zのワイドボディ化に成功。Zカスタムの歴史に新たな1ページが加わった。

旧車を知る者の多くが口にする言葉がある。「Zはケツが命」。1969年に生まれた日本を代表するスポーツカー、S30は半世紀に渡りストリートの王者として君臨し続けてきた。デビューした時はもちろん国産最速。今でも街にはバカッ速なマシンがゴロゴロと転がっている。速いS30とすれ違いL28改の爆音が通り過ぎた時、人々は必ず振り返ってその後ろ姿を目で追うのである。だからZはケツが命。美しく無ければいけない。

 「Zのバックスタイルってノーマルでもかなりカッコいいんだけど、その良さをもっと引き出したかったんです。」

 日本旧車のスペシャルショップ、スターロードの井上氏もこうしたセオリーと魅力を知り尽くしたひとりだ。そして氏が挑戦したのが、ワイドボディキットの製作だった。基本的にクルマはフロントから見られるのが一般的で、当然エアロキットもフロントビューを中心に構想されること多い。また、ワイドボディも昔から存在する。当時のレースで活躍したワークスマシンを模して、超々オーバーフェンダーにビッグスポイラーを装着するのがそれだ。しかしこれも前からの空力を重視したスタイルなのだ。

 そこでスターロードはむしろリアビューありきでデザインをスタート。通常のオーバーフェンダーでは出せないヒップラインのボリュームを、片側185mmのワイド化で表現したのである。

 

“古っぽい”が新しいグロースターホイール

軽量3ピース構造のGLOWSTARのカラーは、リムがブロンズアルマイト、ディスクにブラックカットを採用。フロント15×9J−53、リア15×10J−78(Oディスク)。

 

構想から2年。コダワリ抜いた薄型カーボンミラーがデビュー

ワイドボディだけでなく、あらゆるS30Zのカスタムに似合うようデザインされた薄型カーボンミラー。シェルとミラーが独立した構造で、中のミラー部だけ動かすことが出来る。

 

バンパーレスのスムースなボディライン

S30Zではお馴染みのワークス系とは一線を画し、後付け感のないボディ一体型にこだわったボディライン。一方、リアのスカート部は昔風のメッシュを採用し、エア抜けをよくすると同時に、レーシーさを演出している。

 

小さいけどゴージャスアルミ製エンブレム

リアスポイラーの中央にはスターロードのエンブレム。アルミ削り出しの精巧な作りで、定価¥4800で発売中。サスペンションはスターロードオリジナルのフルタップ式車高調キット。タイヤはフロント225/454-15、リア245/40-15。

 

現代装備でアレンジヤル気満々なコクピット

MOMOのステアリングはボスにワークスベルのラフィックスGTCを採用することで乗り降りが快適だ。メーター類もDiffieで統一。レカロのSportster CL100H×2座。

カスタムカー完全ガイドVol.2掲載

Special Thanks to Starroad

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